ネクタイの結び方
ネクタイは、その結び方が個性を出す重要なポイントです。
ネクタイの結び方は数多くありますが、次の4つをご紹介致します。
シャツの襟型やネクタイの長さ・シーンによって、結び方も使いわけるとカッコいい!!
【語句説明】
大剣・・・ネクタイの幅の広い方の先
小剣・・・ネクタイの幅の狭い方の先
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- 基本中の基本ながら、いまや主流となりつつある結び方です。
あらゆる結び方のうちで最も簡単で基本的。
着脱によるタイへの損傷も少ないため万人から支持され、使用頻度も応用範囲も一番高い結び方です。
今はスカーフのごとくふんわりと締めるのがオススメです。
【折り方】
step1. 大剣を小剣の周りを一周するように小剣の下に持っていきます。
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step2.ネクタイの結び目を人差し指で抑えながら、大剣を輪の下からくぐらせるように通します。
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step3.大剣の先を下に向かって結び目の袋に通します。
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step4.大剣の先を丁寧に下へ引っ張っりながら結び目を締めます。
(小剣の法が短くなるようにし、大剣の先はベルトと同じ位置にあるのがかっこいい)
■プレーンノット
■プレーンノット
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大きな結び目は長すぎるタイやボリューム不足のノットにも英国王エドワード八世、後のウインザー公の名で有名な結び方。
彼が発案者かどうかは定かでないが、これを世に知らしめたのがウインザー公であることは確か。
結ぶ際には大剣を左右にかける時に、締め具合を均等にするのがコツ。
幅広でボリュームのあるノットになる。
【折り方】
step1.大剣が小剣の周りを一周するように巻きます
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step2.大剣がもう一度小剣の周りを一周するように巻きます。
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step3.大剣の先を下に向かって結び目の袋に通します。
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step4.大剣の先を丁寧に下へ引っ張っりながら結び目を締めます。
(小剣の法が短くなるようにし、大剣の先はベルトと同じ位置にあるのがかっこいい)
■ウィンザーノット
■ウィンザーノット
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- ウインザーよりも小ぶりな、程よい大きさの三角形のノット別名ハーフウインザーノット。
この名が示唆するように、ウインザーノットで大検を2回掛けした工程を、その半分の1回にしている。
よって自然ながらボリュームが少なくなる。
結び方としては左右が均等になるよう工夫された合理的なものだといえます。
ウインザーノットは結び目が大きすぎるときや、細いタイをあまり細長い結び目にしたくないときに重宝するはず。
【折り方】
step1.大剣を小剣の上に右胸側に交差し、上のV字型の裏からくぐらせるように通して輪をつくり、小剣を前に出します。
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step2.大剣を小剣の裏から前へ1周するように巻きます。
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step3.結び目を押さえながら、右胸前にきた大剣を輪に通し、結び目の袋に通します。
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step4.大剣の先を丁寧に下へ引っ張っりながら結び目を締めます。
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step5.完成
■セミウィンザーノット
■セミウィンザーノット
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- プレーンノットより少しだけ結び目にボリュームを持たせたいときにオススメ。
一見、普通に見えて、気がつく人は気がつく、という粋な演出ができる結び方です。
ノットを彩るズレは、プレーンノットの大剣を二重巻きする事で出現します。
したがって、プレーンノットより当然ノットにボリュームが出ますが、思ったほど大きくならず、むしろ品よく仕上ります。
【折り方】
step1.大剣が小剣の周りを一周するように巻きます
↓
step2.大剣がもう一度小剣の周りを一周するように巻きます。
↓
step3.結び目を押さえながら、右胸前にきた大剣を輪に通し、結び目の袋に通します。
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step4.大剣の先を丁寧に下へ引っ張っりながら結び目を締めます。
■ダブルノット
■ダブルノット